DroidKaigiにはてなのエンジニアが登壇します

Androidアプリエンジニアのみなさんこんにちは!2月18日、19日に開催される「DroidKaigi」というAndroidをテーマとしたカンファレンスに、はてなから2名のエンジニアが登壇いたします。以下に概要を紹介しますので、ご覧になるセッションを選ぶ際にご参考ください。

droidkaigi.github.io


『Dagger2とRealmを利用したモダンな開発』

北村 涼 (id:funnelbit)

発表時間、会場

1日目(2月18日)15時10分-15時40分、Room B

概要

近年ますますアプリ開発の需要が増し、加えて求められるアプリの規模も大きくなり、複雑化していく傾向があります。それははてなでも例外ではなく、ここ数年でAndroidアプリ開発の規模が増大しています。

同時に、考えなければならない課題に直面する場面も多くなってきます。テスタブルなコードを書けているか、変更しやすい設計になっているか。Androidフレームワークの挙動やOSバージョンごとの差異を理解したコードであるか。とりわけAndroidの場合は、フレームワークの挙動を蔑ろにするとすぐさま複雑なコードになってしまいます。言うまでもなく変更しにくく、またバグの原因にもなりえます。必要なのはプラットフォームの挙動を理解し、将来性のあるコードを構築することです。そしてそのためには適切な技術を選択し、利用しなければなりません。そこで有効なのはデザインパターンかもしれませんし、新たなライブラリかもしれません。

課題はアプリ内のコードそのものに留まりません。テストの書き方、サーバサイドにまだ存在しないAPIへの対処、遠隔にいるデザイナーとの連携方法など、Androidアプリエンジニアが考えるべき課題というものは意外と多岐にわたるものです。

本セッションでは、スマートフォンアプリを作るにあたって様々な課題について取り組み、解決してきた成果をお話します。この発表が少しでもAndroidアプリエンジニアの皆様のお役に立てたら幸いです。

『5 年続く 「はてなブックマーク」 アプリを継続開発する技術』

信岡 裕也 (id:nobuoka)

発表時間、会場

2日目(2月19日)16時30分-17時、Room A

概要

先日 (2 月 4 日)、Android アプリ 「はてなブックマーク」 は 5 周年を迎えました。 アプリの最初のバージョンをリリースしたときには Android の最新バージョンは 2.3 でしたが、5 年という長い歳月が経ち、今では Android 6 Marshmallow が世の中に出回っています。

長く開発を続けていると、様々な問題に遭遇します。 例えば、コードに変更を加えるときに意図せず挙動を変化させてしまい、バグを発生させることがあります。 特に古いコードで挙動が複雑な場合にそのような問題を起こしがちでしょう。 また、機能追加や変更を重ねることで、設計の変更を余儀なくされることもあります。 リファクタリングなどを行って対応することになりますが、古いコードのリファクタリングには苦労が伴います。

別の話題として、リリース作業のように毎回同じ手順を手で行っていると、自動化したいという欲求も生じてきます。

この発表では、Android アプリ 「はてなブックマーク」 を継続的に開発するにあたって、上記のような問題を避けるためにチーム内で行っている取り組みについて、具体例を挙げながら紹介します。 領域としては、自動テストや CI、開発プロセス、アプリケーション内部の設計などについて触れます。

発表資料

発表資料は次のページからご覧ください。

vividcode.hatenablog.com


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登壇する二人。会場で見かけた際にはぜひ声を掛けてください。(左: 信岡、右: 北村)

それぞれ、新しいアプリで導入している最近の手法や、長くメンテナンスされているアプリの開発について、私たちが行っている実践をご紹介する予定です。ぜひ足をお運びください!!!