リモートワークにおけるSlack Call活用と終業15分前の雑談

ウェブオペレーションエンジニアの id:y_uuki です。リモートワーク環境でのSlack Callの活用を紹介します。

はてなのシステムプラットフォーム部(いわゆるインフラ部に相当)には現在9名在籍しており、一人だけ東京オフィス勤務で、残りは京都オフィスに勤務しています。

京都・東京でオフィスが離れているため、リモート環境でのコミュニケーションが必要です。普段はSlackによるチャット、はてなグループの日記やキーワード、GitHub EnterpriseのissueやPull Requestが主なコミュニケーション手段です。

しかし、テキストをタイプする必要があるため、コミュニケーション時間が長くなり、こみいった話が難しいこともあります。Slack でもちろん雑談はするものの、忙しいとタイミングを逸してしまいがちです。

口頭コミュニケーションのために、いくつかのボイスチャット、ビデオチャットサービスを使っていました。Google Hangoutsやzoomなどです。いずれのアプリケーションも動作が重かったり、音声ミュートの有効・無効をブラウザやアプリケーションに移動して切り替えなければならず、作業しながらチャットしたりする場合に不便でした。音声を有効にしたまま、手元でタイピングしてしまって、タイプ音がうるさいといったことがあります。

小さな不満も蓄積されていくと、そもそもチャットを開始すること自体が億劫になります。

そこで、最近リリースされた機能であるSlack Callを試したところ、非常に使いやすいと感じました。Slack Callは最近リリースされたSlackのボイスチャット機能です。特徴を以下にあげてみます。

  • 音声のみのせいか動作が軽い
  • Slackに統合されているため、下の写真のようにシームレスにチャットに移行できる
  • 他のアプリケーションにフォーカスを変更しても、右上に下の2番目の写真のようなポップアップが表示されたままになるため、音声ミュートの有効無効がやりやすい (これはMac OSXのアプリケーション版だけの機能かもしれない)
  • Slackに統合されているため、サービスを利用するための追加のアカウント作成が不要

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他のサービスでもありますが、たまに音声が切れる、人数が多くなると途中で勝手に退室してしまうというような不具合もあったりします。一応、フォールバック先として、Google Hangoutsも用意はしています。Slack Callは執筆時点でまだβ版なので、これからよくなっていくだろうと期待しています。

気軽になったとはいえ、チャットの開始タイミングは難しいものです。

そこで、日報のタイミングとあわせて、Slack Callで雑談を開始しようと思いました。

チームでは、終業15分前から日報を書くようにしています。終業15分前になったらHubotが以下のようにリマインドしてくれます。
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日報を書くのでどうせ手を止めますし、日報を書いているとその日のことを思い出すので、自然と雑談も弾みます。具体的には、さっきSlackに貼ったAWSの新サービスおもしろそうだったとか、昨日の勉強会どうだったとか、今日の進捗やばいとか、おなかすいたとかそんな感じです。

このような活動をしていると、Slackのチャンネルで様子がみれるので、自然と他のチームにも広がっていきました。チームによっては、話題がなくて、雑談できないという声も聞いたりします。日報を導入していないチームもあるので、日報と同じタイミングでやるというのが重要なのかもしれません。

ウェブオペレーションエンジニアの普段の仕事のワークフローについては下記の記事もご覧ください。
はてなにおける日々の仕事の中にあらわれるMackerelの活用 - Mackerel ブログ #mackerelio

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