こんにちは! Web アプリケーションエンジニアの id:KGA です。
7月15日(水)に Hatena Engineer Seminar #14 〜魔法のiらんど編〜 を開催しました。今回は初のオンライン配信による開催になりましたが、大きなトラブルもなく無事に実施できました。参加してくださったみなさま、ありがとうございます!
このエントリーでは当日配信された動画のアーカイブとともに、それぞれの発表の概要や公開資料をお届けします。
#14は「魔法のiらんど」リニューアル特集
Hatena Engineer Seminar は、はてなのサービスを開発する上で、エンジニアがどのようなことを考えているのか、どのような働き方をしているのかを語るイベントです。
今回は「魔法のiらんど編」と銘打ち、はてなで開発・運用を支援させていただいている魔法のiらんどリニューアルの裏側を垣間見ることができるような構成としました。企画視点での話から、バックエンド/フロントエンドそれぞれの開発、データ移行、デザインコンセプト、プロジェクト管理と盛りだくさんの内容です(告知記事)。
この記事で全6プログラムの概要や資料を紹介していきますが、配信のアーカイブ動画もYouTubeでご覧いただけます。動画の概要や以下の説明で、各トークの開始時間にもリンクしていますのでご利用ください。
企画編: なぜはてなが魔法のiらんどをリニューアルしたのか
ディレクターの id:nmy による発表です。
2020年4月1日、サービス開始から20周年を迎える老舗サービス「魔法のiらんど」のリニューアルを行いました。そもそもなぜはてなが開発を担当したのか。ユーザー投稿サービスを他社さんと一緒に開発し続ける理由やその意義をお話しします。また、これまでとは全く異なるユーザー層をターゲットとしていることや、歴史あるシステムのリプレイスであること、期日の決まった大型のプロジェクトであることなど、複数の制約条件下でどんな工夫をしながら企画を進めたのかをご紹介します。
発表資料を以下で公開しています。
配信アーカイブの該当部分は、4分41秒からです。
GraphQL編: ユーザーも開発者も快適なサービスであるために
アプリケーションエンジニアの id:yigarashi による発表です。
魔法のiらんどでは、クライアント・サーバー間のインターフェースとしてGraphQLを採用しました。この技術選択は、はてなの技術スタックのモダン化を進め、ユーザーと開発に携わるエンジニア双方の体験が快適であることを目指したものです。この発表では、魔法のiらんどリニューアルを成功に導いたGraphQLの強みと、月間3億PVをさばくためのパフォーマンス面の検討について紹介します。
発表資料を以下で公開しています。
配信アーカイブの該当部分は、21分0秒からです。
フロントエンド Next.js 編: ユーザーとクローラーを共にもてなす技術
アプリケーションエンジニアの id:mfzy による発表です。
人々の手にスマートフォンがすっかり馴染んだ現代。フィーチャーフォン時代から続くサービスのリニューアルには、必然的に技術の進歩に見合うユーザー体験の革新が求められました。そんなリニューアルになぜ Next.js が適していたのか、そして魔法のiらんどならではの工夫についてお話しします。
発表資料を以下で公開しています。
配信アーカイブの該当部分は、46分15秒からです。
データ移行編: 新旧システム間のデータマイグレーション時に我々が考えること
アプリケーションエンジニアの id:tkzwtks による発表です。
システムのリニューアルに伴い、旧システムから新システムへ既存のデータを移すことも考える必要があります。この発表では魔法のiらんどを中心にしたいくつかのデータ移行事例と、データ移行案件において押さえるべきポイントについて紹介します。
発表資料を以下で公開しています。
配信アーカイブの該当部分は、1時間6分3秒からです。
デザイン編: 女性向けモバイルWebアプリのデザイン
デザイナーの id:murata_s による発表です。
サービスのリニューアルをするとき、デザインには、これまで築き上げてきたコミュニティやユーザーの価値観を踏まえた上で、新鮮味のあるポジティブな変化が求められます。新しい魔法のiらんどにはどのようなデザインがふさわしいのか。デザインの着想とその考えを紹介しながら、思考のよりどころとなるデザインのコンセプトをお話しします。
発表資料を以下で公開しています。
配信アーカイブの該当部分は、1時間39分58秒からです。
セミナー後にデザイングループのブログで公開した記事も参考にしてください。
プロジェクトマネジメント編: タイトスケジュールでのプロジェクト管理
ディレクターの id:km1983 による発表です。
「認識齟齬」「タスクの抜け漏れ」「手戻り」を防ぎ、迅速に意思決定をしていくことが求められるプロジェクトにおいて、日頃の情報共有やコミュニケーションをどのように行っていたかをお話します。
発表資料を以下で公開しています。
配信アーカイブの該当部分は、1時間54分30秒からです。
さいごに
平日の夜にも関わらずご参加いただき、誠にありがとうございました。はてな技術グループではこのようなセミナーをほぼ年に2回のペースで開催しています。
Hatena Engineer Seminar #13 を開催しました #hatenatech
Hatena Engineer Seminar #12 を開催しました #hatenatech
それ以前を含む過去の Hatena Engineer Seminar の様子
次回の Hatena Engineer Seminar にもご期待ください。
はてなでは新卒・中途、東京・京都を問わずエンジニアを募集しています。今回のセミナー内容に少しでも興味をお持ちなら、ぜひともご応募ください!