はてなのアウトプットを大いに盛り上げる団 (HOO 団) を結成しました

こんにちは、はてなで SRE をやっている id:nabeop です。

はてなのエンジニアとして大切にしたいキーワードとして以下のような、はてなのエンジニアのバリューズを定めています。

  • プロダクト志向
  • コラボレーション
  • おもしろさ
  • 学びとオープンネス

はてなのエンジニアのバリューズを定めた背景やそれぞれの言葉に込められた意図については以下のエントリにまとめられています。

今回は、はてなのエンジニアのバリューズのうち『学びとオープンネス』にフォーカスを当てた取り組みとして、はてなのアウトプットを大いに盛り上げる団 (HOO 団) について紹介したいと思います。

はてなのアウトプットを大いに盛り上げる団 (HOO 団) 結成の経緯

週に一度に技術勉強会 (ギベン) を開催して、最近取り組んだ技術や社内の識者に聞いてみたい技術などを取り上げていました。ギベンの運営は固定のメンバーが月に1度集まって企画を考えたりしていました。

また、はてなのエンジニアのアウトプットの場として、この Hatena Developer Blog があります。Hatena Developer Blog ははてなのエンジニアが仕事などで触った技術をアウトプットする場です。

このように、はてなにはアウトプットする場が複数あり、それぞれで別のメンバーが企画などを考え運営をしていました。ただ、バラバラで動くのは効率が悪いし、アウトプットを1つの軸で戦略的に出せると良かろうということで、各所に散らばっていたメンバーを1つのチームとして再編しました。それが、はてなのアウトプットを大いに盛り上げる団 (HOO 団) です。HOO 団というのは初回に集まった時に何か名前が欲しいね、ということでノリと勢いで決められました。

最近の技術勉強会 (ギベン)

ギベンの様子は以前に以下のエントリで紹介していました。

この頃はデザイナとエンジニアが持ち回りで発表をしていましたが、今は各エンジニアがネタを持ち寄って HOO 団が良さそうなネタをピックアップして企画を考えるような形式になっています。1ヶ月分を以下の構成になるようにピックアップしています。

  • 最近入社された方の自己紹介 LT 会
  • 技術グループのアップデート
  • 技術ネタ

ここ半年くらいで特に僕の記憶に残っているトピックでは以下のようなものがありました。

  • 新サービスリリースの技術的振り返り
  • デザイナによる DarkMode 対応の振り返り
  • コンテナ技術を使う時の勘所の紹介
  • データによる意思決定を推進するための取り組みの紹介

また、以前の技術勉強会の紹介エントリにあった、外部へのアウトプットを盛り上げる施策としての寿司と、はてなブックマークなどで反響の大きかったエントリ作者への特上寿司は今でも続いています。この施策は後述のレイドブクマパワー (RBP) として、アウトプットをさらに盛り上げるように進化しています。

レイドブクマパワー (RBP) の紹介

エンジニア全体でアウトプットを盛り上げたいという目的でブックマーク数のカウントに大規模オンラインゲームなどで馴染み深いレイドバトルの要素を取り入れました。

具体的には単純に各自のブックマーク数を計算するのではなく、月の最初についたブックマークはX点加算などのルールでブックマーク数を集計した合計値が目標に届くことを目指すようにしました。つまり、ファーストアタックボーナスといったような要素を盛り込みつつ、エンジニア全員が力を合わせてレイドボスを倒すようなイメージです。

また、RBP は Mackerel のサービスメトリックとして定期的に POST して途中経過がわかるようにしたり、メンバーのブログや Hatena Developer Blog に技術エントリが投稿されたらエンジニアの大多数が生息する Slack チャンネルにボットからメッセージが投稿される、などの盛り上げ施策もやっています。

以下は2020年2月の RBP の推移です。誰かのエントリでファーストアタックボーナスが入るとヒョッと RBP が伸びたりしている様子が見れて楽しいです。

f:id:nabeop:20200228192832p:plain
2020年2月の RBP の様子

まとめ

このように、はてなではエンジニアが学んだことをアウトプットという知見の一般化を挟むことでより一層の理解を深め、知見を共有することを大事にしています。また、このエントリで紹介した活動の他にもアウトプットを盛り上げるための企画を考えています。

はてなでは、新卒・中途、東京・京都を問わず、エンジニアを募集しています。学ぶことが大好きな人、アウトプットが大好きな人、HOO 団の活動に興味のある人はぜひご応募ください!