はてなで働くエンジニアにアンケートシリーズ第24回は、MackerelチームのWebアプリケーションエンジニア、id:azukiazusaに話を聞きました。
- お互いの技術力を高め合える環境で働きたいと思っていた
- チームではそれぞれの得意な領域でメンバーをサポートし合う
- アウトプットを推奨する文化があるので登壇に挑戦
- Working Out Loudを実践して分からないことはどんどん発言
お互いの技術力を高め合える環境で働きたいと思っていた
── Q1. はてなidとその由来を教えてください
id:azukiazusaです。由来は本名からです。同僚からは「あずきさん」と呼ばれていることが多いですね。
── Q2. いつどんなきっかけで入社されましたか?
2022年9月に中途入社しました。きっかけは以前カジュアル面談をさせていただいた際に、はてなの文化や働き方に興味を持ったことです。
はてなには技術力が高いエンジニアが多いという印象を持っていました。そして、そのようなお互いの技術力を高め合える環境で働きたいと思っていました。また、お互いのことをはてなidで呼び合う文化があることを聞いており、インターネットが大好きということを掲げているという点で、カルチャーマッチを感じていました。
転職を考えていた頃に、フレキシブルワークスタイル制度の発表(2022年5月)があったことも要因として大きいですね。
チームではそれぞれの得意な領域でメンバーをサポートし合う
── Q3. 現在の仕事を教えてください
MackerelチームでWebアプリケーションエンジニアとして働いています。Mackerelチームではフロントエンドエンジニアやバックエンドエンジニアのように領域を分けていないため、基本的にほぼすべての領域に関わることになります。
それぞれのメンバーで例えばGo言語が得意な人がいたり、フロントエンドが得意な人がいたりするので、得意な領域でメンバーをサポートしたり、自分が得意な領域でメンバーにサポートしてもらったりしています。
── Q. チーム内の立ち位置を教えてください
アプリケーションエンジニアの一人として活動しています。私はフロントエンドを得意としているので、MackerelのWebコンソール(=Web上からMackerelを操作するための画面)の開発を行うことが多いですね。
特に好んでいるのは、ユーザー体験の改善に関するタスクです。例えばキーボードのみで操作できるようにしたり、コントラスト比を改善したりなど、Webアクセシビリティに関する改善に興味を持っており、積極的に取り組んでいます。
── Q. 1日の仕事の流れを教えてください
朝は大体9時くらいから活動を始めています。チームの朝会が始まるまでの間は、プルリクエストの一覧を眺めてレビューをしたり、自分の担当しているタスクの進捗を確認したりしています。
11時にチームの朝会があります。朝会では、昨日やったこと、今日やること、困っていることなどを共有します。午前の時間は比較的空いている時間が多いので、自分のタスクに集中して取り組みやすいですね。
チームの開発はスクラムで行っているので、午後の時間はスクラムイベントがある日によって流れが変わります。
アウトプットを推奨する文化があるので登壇に挑戦
── Q. 最近うまくいったことは何ですか?
最近はブログや勉強会での登壇など、アウトプット方面でうまくいっていることが多いと感じています。もともとは登壇の経験がなかったのですが、はてなにはアウトプットを推奨している文化があるので、挑戦してみようと思いました。
2023年11月に開催されたJSConf JPでの発表資料は以下の通りです。
JavaScript なしで動作するモダンなコードの書き方 - Speaker Deck
はてなでは毎週エンジニアが集まる勉強会が開催されており、そこで発表する機会があるので、発表の練習が自然に行えます。また、エンジニアが技術ブログを書くとSlackのチャンネルに流れてくる仕組みになっているので、技術ブログを書くモチベーションにつながっていますね。
── Q. 最近うまくいっていないと感じることは何ですか?
先ほどMackerelチーム内ではそれぞれ得意な領域があると述べましたが、その結果、特定の人にタスクが集中してしまうことがありました。そうなると、チームメンバーの負荷が偏ってしまうことになります。
チームメンバーの知識をどのように共有していくかは、チームの中でもよく会話に上がっています。Mackerelチームではペアプログラミングやペアレビューを行うことで、チームメンバーの知識の共有を図っています。
とはいえ自分自身が最近ペア作業をあまり行えていないと感じているので、仕事の進め方も引き続き改善していきたいと思っています。
Working Out Loudを実践して分からないことはどんどん発言
── Q. 普段大切にしていることは何ですか?
現在チームメンバーがそれぞれリモートワークをしているので、コミュニケーションの取り方を意識しています。Working Out Loudという考え方があります。これは作業途中であっても今やっていることをガンガンアウトプットしたり、作業で詰まったらすぐに質問したりする実践方式です。
Working Out Loud 大声作業(しなさい)、チームメンバー同士でのトレーニング文化の醸成 - スタディサプリ Product Team Blog
はてなのポッドキャスト Backyard Hatena #18 - 会社紹介に載らないはてな文化(id:onk) #byhatena - Hatena Developer Blog
リモートワークの場合、オフィスで仕事をする環境とは異なり、他のメンバーが何をやっているのかがなかなか見えにくくなってしまいます。Working Out Loudを実践することで、お互いにやってることが見えやすくなりますし、長時間1つの作業で詰まってしまうことも減るため、チームの生産性の向上にもつながります。
自分の場合はとにかくSlackをX(旧Twitter)のようにして、今取り組んでいることを実況しながら使っていますね。自分で調べずにすぐ人にものを聞くことについて好ましく思われない風潮もありますが、会社では逆で、どんどん分からないことを発言していったほうがよいと思っています。
もしチームメンバーの中に答えを即座に出せる人がいれば大幅な時間の節約になりますし、そうでない場合でも自分が調べる過程をログとして書き残すことで、後から同じことで行き詰まった人にとっても役立ちます。
── Q. はてなはどんな会社ですか?
やはり、インターネットが大好きな人が集まっている会社だと思います。社内のSlackの様子は世の中のインターネットの雰囲気とあまり変わりないので、「ここが会社だ」という感覚があまりないですね。それでいて仕事には真剣に取り組んでいで、ONとOFFの切り替えが上手な人が多いと思います。
個々のメンバーの技術力が高いことはもちろんのこと、チーム開発におけるコミュニケーションも大切にしている雰囲気を感じますね。ふりかえりではどうすればより良いチームになれるかを真剣に議論する人が多くいて、そのことが当然の慣習になっているので、チームでの成長が早いと思っています。
はてなのWebアプリケーションエンジニアには、自分の担当サービスに積極的に関わっていく姿勢が求められます。技術の進歩のスピードが速いこの業界では、品質の高いコードを書くだけでなく、新しい技術へのキャッチアップも必須。技術はエンジニアの共通言語であり、他職種と連携するための道具です。技術に対する向上心を持つ仲間を募集しています。ご連絡をお待ちしております!
▼ Webアプリケーションエンジニア職 転職・中途 - 採用情報
▼ Webアプリケーションエンジニア職 新卒採用 - 採用情報