異常なオープンネス文化が特徴的 | はてなで働く nabeop にアンケート [#11]

はてなで働くエンジニアにアンケートシリーズ第11回は、システムプラットフォーム部のSRE、id:nabeopに話を聞きました。

なんとなくpをつけてみました

── Q1. はてなidとその由来を教えてください

学生時代からハンドルネームとして nabeo (なべお) を使っていました。はてなに入社するにあたってはてなidを取得する必要があったのですが、nabeoというはてなidはすでに取得済みだったので、なんとなくpをつけてみました。いわゆる「Pさん」*1ではないのですが、入社後にはてなには「プロデューサー」という役職があることが分かって、若干失敗したなーと思っています。

各種プロフィールで使っているアイコンをみて「お子さんですか? 可愛いですねー」と言っていただけるのですが、これ、僕が生まれた時の写真で、なんだか申し訳なくなる時があります。

求人があると聞いて飛びついた

── Q2. いつどんなきっかけで入社されましたか?

2018年3月1日付で中途入社しました。ちょうど転職活動で煮詰まっているところで、エージェントさんから「はてなで求人ありますよ」と言われて1も2もなく飛びついた記憶があります。

サービス横断でスムーズな開発運用を

── Q3. 現在の仕事を教えてください

入社後からずっと、サービス横断で基盤を見る「システムプラットフォーム部」という部署でエンジニアとして仕事をしています。今ははてなの各サービスがクラウドサービスを使ってスムーズに開発運用をできるように基盤部分やガイドラインの整備などをしています。

システムプラットフォーム部での仕事内容の様子は、Hatena Developer BlogでのAWS Transit Gateway関連のエントリーが参考になると思います。

developer.hatenastaff.com

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また、2018年8月ごろからはてなのエンジニアが所属する横串の組織「技術グループ」でシニアエンジニアとしてメンティーの成長支援などもしています。技術グループでは他に、エンジニアのアウトプットを促進する活動や、開発合宿でAWSとGoogle CloudをVPNで接続するための技術検証などをしています。

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新しい技術を取り込む「斬り込み隊長」

── Q. チーム内の立ち位置を教えてください

2020年の8月まではチーム内のテックリード(TL)として、チームの技術選択の判断役をしていました。TLとしての役目はひと段落ついたと判断して、現在では新しい技術やサービスをチームが使えるように取り込んでいく「斬り込み隊長」といった感じの立ち位置になっています。

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定時後の息抜きにプラモを作っています

バディ単位で困りごとを共有

── Q. 1日の仕事の流れを教えてください

システムプラットフォーム部では2~3人でチームを組んで各自のタスクに取り掛かる「バディ制度」という独自の制度を運用しています。午前中にバディ内で取り組んでいるタスクの進捗状況や困っていることなどを相談する共有会を15分ほど実施します。

バディ内での共有会が終わった後は受け持っているタスクに取り組みます。タスクで手を動かすほかには、各種ミーティングに出席するという感じです。手を動かす時間とミーティングに出ている時間は日によってマチマチですが、だいたい5:5くらいの割合かなと思っています。

最近は今年最後のネットワーク系のメンテナンスに向けて調査や事前作業が一段落ついたので、今まで以上にバディのタスクが手伝えそうだなと思っています。

リモートでの知見共有に課題意識

── Q. 最近うまくいってないことは何ですか?

ここ数ヶ月持っている問題意識として、知見の共有方法が難しいと感じていました。チームでもあまり知見がないサービスや技術を使ったタスクがアサインされがちで、試行錯誤しながら成果物を出していくことが多いです。最終的な成果物だけであれば「こうやりました!!」とチーム内に共有することはできますが、試行錯誤の過程で判明した知見だったり、そもそも試行錯誤をするための知見などは共有が難しかったりと、結局は俗人化した技術になりがちだという問題意識です。

特に昨今の事情では、チーム内で集まって議論するにもリモートでは作業状況を共有したりすることが難しく、同期的に知見を共有しながらの試行錯誤が難しくなっていると考えています。

知見共有の時間を設けて議論の場へ

── Q. 最近うまくいったことは何ですか?

上記の知見共有の課題へのアプローチとして、3ヶ月ほどの中期タスクで隔日で30分の知見共有と議論のための時間を作ってみました。

最初はバディメンバーが基礎知識をキャッチアップするための場でしたが、徐々に僕が検証している内容のアウトプットを共有する場に変わっていき、最終的には僕の検証結果についてバディ内での議論をする場になりました。

知見を共有するという意味では成功したと思っていますが、隔日で30分とはいえ、バディメンバーの時間を拘束してしまうため効率は良くないと思っていました。しかし、終わってみるとバディメンバーからは短時間かつ高頻度でキャッチアップするための場があったので理解しやすかったという感想がありました。

技術の裏にある考え方を知る

── Q. 普段大切にしていることは何ですか?

技術の表面だけをなぞるのではなく、その裏にある考え方を知ることを大事にしようと思っています。今のインターネットではさまざまな技術やサービスが生まれていますが、いきなり新しい技術が生まれているというわけではなく、それまでに積み重なった技術的な変遷や課題に対するアプローチの積み重ねの結果だと思っています。技術やサービスの上部だけを見ているといわゆる“筋が悪い”使い方やアプローチになってしまうと考えています。

そこで、技術選択をするときはその対象がどのような思想で生み出されたのか、本来はどのような課題を解決する技術なのか、などを考えるようにしています。

オープンネス文化はミッションに通じる

── Q. はてなはどんな会社ですか?

お互いの仕事や技術を尊重しつつ、間違っているときは間違っていると指摘され、そこから真摯な議論が発生する面白い職場だと思います。これはエンジニア同士に限らず異職種同士でも言えるし、役職も超えて同じことが言えるというところが特筆すべきところだと思っています。ここ数年ではてなは大きくなってきていますが、この文化は大切に守っていきたいと思っています。

また、異常なオープンネス(褒め言葉です)の文化を持っているというところも特徴的だと思っています。人事情報など本当に限られた人間だけが知っておくべき情報以外は基本的にオープンになっていて、探そうと思えば10年以上昔の議論内容にもたどり着けます。ミッションの「「知る」「つながる」「表現する」で新しい体験を提供し、人の生活を豊にする」を地でいっており、とても気に入っています。先に挙げた「違いの仕事や技術を尊重しつつ、間違っているときは間違っていると指摘され、そこから真摯な議論が発生する」というのもやはりミッションに通じるところがあり、メンバーがミッションの内容を大事にしている現れだと思っています。


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*1:アイドルを育成するゲーム「THE iDOLM@STER」シリーズの主人公(プレイヤー)の職業・プロデューサーの略称が「P」。