はてなで働くエンジニアにアンケートシリーズ第22回は、ブックマークチームのWebアプリケーションエンジニア、id:lunasteraに話を聞きました。
- はてなブックマークのアーキテクチャの出来に感動して入社へ
- UXを重視し、フロントエンド周りやユーザー体験の改善に関するタスクを好む
- 自分の活動によって周囲の人の行動に影響を及ぼすことができた
- 「マネジメント星人?」と思うくらいうまいメンターから吸収したい
- 自分の意見が改善につながったから、自分の中だけに考えを留めるのはもったいない
はてなブックマークのアーキテクチャの出来に感動して入社へ
── Q1. はてなidとその由来を教えてください
id:lunastera です。元々は era
(読み方は「イーラ」「えーら」「えら」)という名前で活動していたのですが、3文字なので、大抵のサービスではIDやアカウントとしては取得できないという問題があります。そのためさまざまなprefixを付与して登録していたのですが、lunastera
(ルナステラ)というはてなidが気に入って、これに落ち着きました。そういった事情のため、チームメンバーからは元の読み方で「えらさん」と呼ばれています。
ちなみにこの era
というのは、とある音楽ゲームの中の好きな楽曲名からとっています。lunaとstera(stellar)の部分は月とか星とか宇宙関連ですが、別に特段詳しいということはなく、「なんとなく好きな響きだから」という理由だったりします。
── Q2. いつどんなきっかけで入社されましたか?
2021年4月に新卒として入社しました。はてなインターン出身者でもあります。
学生の頃はScalaが好きで、「Scalaを使っているWebサービスを開発したいな」という漠然とした考えではてなのサマーインターンに応募しました。当時リプレイスが済んだばかりだったはてなブックマークのバックエンドを触って、そのアーキテクチャの出来に感動したため、そのままアルバイトを経て入社へと至りました。
ちなみに当時私がインターンとして開発していた機能はこちらです。この時に作ったマイクロサービスは、今も元気に動いています。
UXを重視し、フロントエンド周りやユーザー体験の改善に関するタスクを好む
── Q3. 現在の仕事を教えてください
はてなブックマークチームでWebアプリケーションエンジニアとして働いています。
チームの開発プロセスにはスクラムを採用しており、スプリントごとに積まれるタスクに取り組むのが基本的な業務となっています。
普段業務で使用している言語は、Scala/Perl/TypeScript/Goなど、多岐にわたります。チームメンバーには「型、最高!」という世界観の持ち主が多く、隙あらばPerlを別の言語でリプレイスしようと企んでいます。
── Q. チーム内の立ち位置を教えてください
現在はサブテックリードのような立ち位置にいて、テックリード業務の一部を代行しています。次のスプリントで取り組むタスクを考える段階でプランナーやデザイナーから実現可能性の相談を受け、起案されたアイデアについて壁打ちをしたり、プロダクトバックログアイテムとして積んでよいかどうかを判断したりするエンジニアの窓口としての役割です。
それ以外は他のWebアプリケーションエンジニアと特に変わりませんが、比較的好んで取っているのは、フロントエンド周りやユーザー体験の改善に関するタスクです。UIやUXなどに関連する話題の中でも特にUXを重視していて、キーボードによる操作などの支援ツールを問題なく利用できるようなサービスを目指しています。
また、UI/UXとは直接関係ないかもしれませんが、サービス運営における透明性も重視しています。これに関しては今のPOがチーム・ユーザーそれぞれに向けて説明責任を果たしているので、今のところ不安要素はありません。
自分の活動によって周囲の人の行動に影響を及ぼすことができた
── Q. 1日の仕事の流れを教えてください
午前中は、業務連絡を一通り確認してから、コードレビューを最優先で処理しつつ、自分のタスクに取り組むことが多いです。チームではあまり午前中に定例ミーティングが設定されていないため、タスクを進めるのに最も良い時間帯になるということも珍しくありません。
昼の休憩前には上記のプロダクトバックログアイテム準備会などを行い、昼休憩後のWebエンジニア昼会でその内容を他のエンジニアに共有しています。
午後は曜日ごとに定例ミーティングがいくつか入っており、それらをさばきながら、合間合間でタスクを進めます。
── Q. 最近うまくいったことは何ですか?
チーム内の雑談で「最近アクセシビリティについて勉強しているんですよね」ということを話したり、Pull Requestで実際にアクセシビリティ関連のレビューを行ったりしていたら、チームメンバーにもそれが浸透して、コードレビュー時に同様のフィードバックをする様子が見られたことです。
これまでは自分が気になったときに対応するか、可能であればこうしたいという要望をデザイナーに伝える程度だったのですが、自身の活動によって周りの人間に影響を及ぼすことができたので満足しています。
「マネジメント星人?」と思うくらいうまいメンターから吸収したい
── Q. 最近うまくいっていないと感じることは何ですか?
コア機能に関する工数の見積もりが甘くなるのが、チーム全体で多くなってしまうことです。自分の場合はその機能の部分が比較的得意なScalaで書かれていることもあって、少なめに見積もってしまい、実際に着手してから苦労するということが出てきます。これは私がまだはてなブックマークの全容を把握しきれていないということもあるのですが、チーム全員が見積もりを誤るような難しい領域でも、適切な実装を素早く見抜いて進められるようになりたいと思っています。
また、私は元々マネジメントが得意な人間ではないので、そういった業務もあまりうまくいっている実感が湧いていません。とはいえメンターの方はマネジメント星人か?と思うくらいマネジメント業務がうまいので、そこから少しずつ吸収していこうと思っています。
自分の意見が改善につながったから、自分の中だけに考えを留めるのはもったいない
── Q. 普段大切にしていることは何ですか?
気になったことがあれば、必ずどこかしらで表明するようにしています。私はあまり自分の意見を積極的に伝えるようなタイプではなかったのですが、働き始めてからしばらくして、自分の発言から改善に向かったケースがそれなりにあるということを指摘していただきました。それなら自分の中だけに留めておくのはもったいないと思い、1on1でも昼会でもSlackでも、とにかくどこでもいいので、自分の意見を発散するようにしています。
── Q. はてなはどんな会社ですか?
ストレスの溜まりにくい働き方ができる会社だと思っています。
その要因としては、働き方の自由度のほか、1on1で日常から業務の些細なことまで相談できて、それらが実際にアクションにつながって改善される環境であることなどが挙げられます。
また、自分のように経験が浅い社員の意見も真摯に受け止めてくれて、それがチームで議論のきっかけとなることも少なくないため、自信がつきやすく、自主性を高めやすいのも良いポイントだと思っています。
はてなのWebアプリケーションエンジニアには、自分の担当サービスに積極的に関わっていく姿勢が求められます。技術の進歩のスピードが速いこの業界では、品質の高いコードを書くだけでなく、新しい技術へのキャッチアップも必須。技術はエンジニアの共通言語であり、他職種と連携するための道具です。技術に対する向上心を持つ仲間を募集しています。ご連絡をお待ちしております!
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