Hatena Developer Blogの写真を支える技術

こんにちは、アプリケーションエンジニアのid:aerealです。最近の私はアプリケーションエンジニアとしてサービス作りに務めるだけではなく、このHatena Developer Blogでお届けする記事のビジュアルを豊かにする写真撮影係としてささやかながら活動しています。
今回は撮影係としてどのようなことを考えているかをご紹介したいと思います。

これまで撮影に関わった記事の紹介

私が撮影に関わった記事は次の通りです:

インターン2017

developer.hatenastaff.com
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最初の頃の拙さが目に見てとれて気恥ずかしいですね。しかし写真が添えられていることでイベントや人の雰囲気がよく伝わるのではないかと思います。

他にこのブログでは公開していないものとして、サマーインターンに参加されたみなさんの社内用名簿写真やエンジニアセミナーの開催に関わってくれたスタッフの裏方の様子などがあります。

なぜ撮影係をやるか

記録

私は元より写真を撮り歩くことが好きでした。時間を経てからも一目見ればその瞬間へ時間が巻き戻る——。そうした写真の力はスマートフォンとカメラ、そしてSNSが普及した近年においてはとみに感じます。

しかしながら以前はエンジニアセミナーなどのイベントの写真は気がついた人がベストエフォートで撮っておくという程度で、アウトプットを意識して戦略的に取り組めているとはいえない状況でした。
プライベートでは人物を撮ることも、クライアントの依頼を受けて撮ることもほとんどなかったので興味を持ち、サマーインターンシップの記録撮影を申し出ることにしました。

サマーインターンシップやエンジニアセミナーの撮影を通して、中心となる人々 (スピーカー、オーディエンス、インターン参加者) だけではなく裏方で支えるスタッフの様子も残すことを心がけています。
イベント運営は決して楽な仕事ではありませんし、いきなり担当することになったら不安になるかもしれません。そんな時に過去にスタッフがどんな様子で取り組んだか目にすれば少しは不安が晴れないかと願っています。

発信

また、エンジニア採用に力を入れるにあたり人にフォーカスしたコンテンツを作って一緒に働くことになるメンバーのことを知ってもらおう、となった時に他社の似たコンテンツを調査するとインタビューの内容もさることながら普段の業務や人となりが見える写真コンテンツが豊富なことに気がつき、ぜひここは協力して作りたいと申し出ました。

インタビュアーであるid:hitode909やインタビュイーの面々と都度どんな風に撮っていきたいか、といったことを相談しています。

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たとえばはてなで働くエンジニアにアンケートシリーズ第4回 a-know, missasanでは当時MackerelチームのCREはid:a-knowid:missasanの2人で、それぞれお互いを補完するような仕事をしていると聞いたので「コンビ感が出せるといいですね」とイメージを話し合いました。
そのため撮影した写真はいずれもシメトリーになるような構図を心がけました。
普段、風景や建物を撮影する時に水平出しを意識していたのでその経験が活きています。

なぜアマチュアの自分か

私は写真撮影を生業とするプロフェッショナルではありません。
企業として重要とみなし失敗が許されない領域においてはプロフェッショナルの力を借りるべきと思います。将来はお願いすることもあるかもしれません。

それでもアマチュアである私が会社のイベント撮影に携わる価値や強みは、密に連携をとれる点でしょう。コンテンツを求めるクライアントととも被写体とも話しやすい立場にあります。

気をつけていること

撮影した写真がSNSへ共有する可能性があること及びそれをopt-outする方法を周知すること、カメラを持ち歩いている人間 (私です) が公認のカメラマンであることの周知は特に気をつけています。

エンジニアセミナーの受付時にはSNSへ顔出しすることを望まない方はこちらで識別し、共有に使う写真には含めないようにしています。
また、公認であることを知らせるためにカメラマンの存在を知らせると共に腕章をつけてアピールしています。

特にサマーインターン時には1ヶ月間を一緒に過ごすインターン参加者の顔と名前をすばやく覚えるために顔写真付きの名簿を作成しています。
その撮影も私が担当しており、名簿撮影時に「この腕章をつけて講義中に歩きまわるけれど記録用にやっているので協力おねがいします」といった顔合わせも兼ねています。

実際、講義パートの講師やメンターにならなければインターン参加者のみんなと接する時間は限られるので、ささやかながらもこの時間があるおかげで撮影者としてある程度認知してもらえているという実感があります。

細かなテクニック

  • インターンの講義パートなど1回きりのイベントは弾数を増やす・ポストプロダクション重視
    • ピント、被写界深度は特に死守する
      • ISO感度オートで、算出アルゴリズムを高感度優先にする
    • 特に蛍光灯・ミックス光下でオートWBの信頼性は高くないのでポストプロダクション前提にする
  • 折り畳みの踏み台を持ち歩き、遠くからスピーカーを抜けるようにする
  • 名簿写真を撮る際は名札と顔を一緒に撮ると紐付けができて便利

おわりに

以上、はてな主催のイベントやHatena Developer Blogの写真を撮影する際に考えていることやこれまで関わったコンテンツを紹介しました。

はてなで働くエンジニアにアンケートも次回が控えていますし、今月末にはHatena Engineer Seminar #12を開催します。これからもみなさまの目に留まるようなコンテンツをお届けできれば幸いです。

developer.hatenastaff.com