Hatena Engineer Seminar #34「オブザーバビリティの実現と運用編」をオンラインで開催しました #hatenatech

2025年7月30日(水)に、 Hatena Engineer Seminar #34 をオンライン開催しました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

このエントリーでは、当日のアーカイブ動画や公開資料をご紹介します。

Hatena Engineer Seminar #34 について

Hatena Engineer Seminar は、はてなのサービスを開発する上で、エンジニアがどのような事を考えているのか、どのような働き方をしているのかを語るイベントです。

#34では、はてなでオブザーバビリティに取り組む3名のエンジニアが登壇しました。

複雑化するITシステムの運用において今や不可欠となった「オブザーバビリティ」。Mackerel開発チームのエンジニアやシステムプラットフォームチームのSREから、サービスの運用や迅速な問題解決を支えるオブザーバビリティを実現するための、実践的な知見をご紹介しました。

イベントの内容は、配信のアーカイブ動画もYouTubeでご覧いただけます。動画の概要や以下の説明で、各トークの開始時間にもリンクしていますのでご利用ください。

発表概要と資料

オブザーバビリティプラットフォーム開発におけるオブザーバビリティとの向き合い(id:arthur-1

id:arthur-1 はてなが提供するオブザーバビリティプラットフォーム「Mackerel」の開発に携わる中で、オブザーバビリティという概念は、新機能の企画およびシステムの開発・運用の両場面で重要な役割を果たしています。本セッションでは、Mackerelの開発・運用においてどのようにオブザーバビリティを実践し、それがどのような効果を生んでいるのかを具体的な事例を交えてご紹介します。また、オブザーバビリティの代表技術であるOpenTelemetryについて、どのように知識を習得し、新機能の企画・開発に活かしているかをお話しします。

発表資料を以下で公開しています。

speakerdeck.com

配信アーカイブの該当部分は、1分39秒からです。

EKSのメトリクスをMackerelに簡単に送るためにOpenTelemetry CollectorのHelm Chartを作った(id:rskmm0chang

id:rskmm0chang EKSのメトリクスはOpenTelemetry Collectorを利用して、収集・送信は可能ですが、ちまたのHelm Chartがいまいちフィットしないので、自作して簡単にMackerelに送れるようにしました。

発表資料を以下で公開しています。

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配信アーカイブの該当部分は、19分58秒からです。

Perlアプリケーションでトレースを実装するまでの工夫と苦労話(id:masayoshi

id:masayoshi はてなのプロダクトの多くがPerlで作られています。しかしながら、GoやJavaなどと異なりPerlのOpenTelemetry対応は現段階ではあまり充実していません。そういった状況の中で、本番環境のPerlアプリケーションでOpenTelemetryのトレースを送信できるようになるまでの工夫と苦労話をお話します。

発表資料を以下で公開しています。

speakerdeck.com

配信アーカイブの該当部分は、30分49秒からです。

さいごに

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。はてな技術グループでは引き続き、ブログやセミナーなどを通じた技術情報の発信に取り組んでまいります。

また、はてなでは新卒・中途を問わずエンジニアを募集しています。今回のセミナー内容に少しでも興味をお持ちなら、ぜひともご応募ください!

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