テックリードとしてサポートに回りつつ、バリバリ開発も | はてなで働く k-murakami0609 にアンケート [#21]

はてなで働くエンジニアにアンケートシリーズ第21回は、ノベルチームのWebアプリケーションエンジニア、id:k-murakami0609に話を聞きました。

バリバリ開発をする環境に身を置きたかった

── Q1. はてなidとその由来を教えてください

id:k-murakami0609 です。本名と誕生日の組み合わせです。

はてなには、スタッフをはてなIDで呼び合う文化があるので、もうちょっとひねったものにすればよかったかもと後悔しています。

── Q2. いつどんなきっかけで入社しましたか?

2019年11月に中途で入社しました。

前職ではtoCのサービス開発を行っていて、ユーザーさんから反応がもらえることやポジションそのものにもやりがいを感じていました。

ただ、Webエンジニアとして手を動かして開発をすることよりも、他部署との調整などに時間を費やすことが多くありました。今後の人生を考えた時に、テック系企業でバリバリ開発をする環境に身を置かないと後悔しそうだという気持ちを持ったのが、転職活動を始めた動機です。

はてなを選んだきっかけとしては、まずはtoC向けサービスを手掛けていること(自分も使っている)。そして、バリバリ開発ができそうだと考えたからです。また、面接での技術に関する討論が面白かったのも印象的でした。

カジュアル面談を受けた際には、CTOのid:motemenからとても良い話を聞くことができました。スカウトメールを受け取っていたので「自分の何を見てスカウトメールを送ってもらえたのか? どういうところがはてなと合いそうだと思ったのか?」と質問したり、はてなのミッションからするとtoBのSaaS型サーバー監視サービス「Mackerel」はどういう立ち位置になるのか聞いたりしましたが、どんな話題でも誠実に答えてくれました。

採用プロセス全体を通して、落とすための面接ではなく、その人の良いところを引き出そうとしているのを感じたので、良い文化のある会社だなと思いました。

サポート役に回りつつもバリバリ開発ができている

── Q3. 現在の仕事を教えてください

今はノベルチームに所属して、KADOKAWA様と共同開発をしているWeb小説サイト「カクヨム」の開発をメインで担当しています。

入社してから1年ほどは、「魔法のiらんど」のリニューアルプロジェクト、その後の開発作業に携わりました。その後4ヶ月の育児休業をはさんで、カクヨムの開発に加わりました。

カクヨム・魔法のiらんどはそれぞれ、月間数億PVの大きなWebアプリケーションなので、難しいこともありつつ楽しく開発しています。

── Q. チーム内の立ち位置を教えてください

ノベルチームのテックリードを担当しています。はてなのテックリードについては、以下の記事が詳しいです。

developer.hatenastaff.com

はてなではさまざまなプロダクトの開発をしており、プロダクトのフェーズもチームの規模や課題もさまざまなので、テックリードがやっていることはチームによって異なります。ノベルチームの場合は若いエンジニアが多いので、彼らが集中してガンガン開発していけるように、自分はサポートに回るのが良いと考えています。

サポートに回っていると表現しましたが、自分自身もバリバリ開発ができています。最近では「小説を探す」ページのリニューアルに携わりました。 kakuyomu.jp

圧倒的な技術力で"難敵"を倒していくタイプのテックリードもいると思うのですが、私はどちらかというとチーム全体の開発力を上げる方向を目指してやっていっています。

普段の開発している様子のイメージ図です。リモートワークでベッドに寝ながら仕事をするようになりまして、肩こりや腰痛が治りました。ベッドはニトリのセミダブル、マットレスは西川のものを使用しています。

チームでは会話や雑談の時間を多くとるように

── Q. 1日の仕事の流れを教えてください

最近では、1日のうち6時間くらいを手を動かす時間にあて、2時間くらいを会話する時間にあてています。デイリースクラムの時間を1時間確保しているなど、会話や雑談の時間を多くとっているチームだと思っています。

2022年3月に開催された「Hatena Engineer Seminar」でその様子や意図が解説されているので、よかったらご覧ください!

www.slideshare.net

Reactについてデザイナーとのコミュニケーションを深めた

── Q. 最近うまくいったことは何ですか?

チームのデザイナーとのコミュニケーションを深めて、開発速度が上がったことです。

Reactを利用するようになって、開発速度は早くなったのですが、デザイナーにとっては「超高速にコーディングできる」という状態ではありませんでした。そこで課題を整理したところ、良いコンポーネントとは何か、デザイン上の決めごとは何かについて、言語化できていなかったことが分かりました。

読書会を開くなどして、デザイナーときちんとコミュニケーションをとり、その結果デザインシステムといわれる方向を志向するようになりました。世間で言われているほどちゃんとしたものにはまだなっていないかもしれませんが、そこはこれからの課題だと思っています。

── Q. 最近うまくいっていないと感じることは何ですか?

ドキュメンテーションです。はてなではテキストで書き残す文化が強く、調べたいと思った情報はどこかに書かれているケースが多々あるのですが、使っているツールが多く、ドキュメント自体にも未整備なものはあるので、どこに何が書いてあるのかを調べるにはコツが要ると感じます。

一応ドキュメントの横断検索機能はあるのですが、やはり難しいですね。特に入社直後の人が情報を探すのに苦労することが多いので、なんとかしたいと思っています。

メンバーが面白いと思えるタスクに集中できる状態を作りたい

── Q. 普段大切にしていることは何ですか?

チームメンバーが面白いと思えるタスクに集中できる状態を作りたいと思っています。理由は、その状態がチームとして生産性も高くなるし、個々が成長できると思っているからです。

チームで取り組む課題そのものには面白さはあるものの、人によって好みはありますし、興味や関心もその時々で移り変わっていきます。課題が変わらなくても、誰が何をやるか、どうやるかということは変えられます。

そのために、チームメンバーが「何が楽しいと思っているか」について情報収集をしています。1on1や昼会での雑談、改善したいことを好き勝手に挙げていく「どうなっていたい会」という名前のミーティングなどで会話して、もし苦手だと思っているタスクがあればそれを巻き取ったり、「見方を変えてみたら面白いですよ」と伝えてみたりします。

── Q. はてなはどんな会社ですか?

エンジニアについては、「技術が好き」と「技術は手段である」を両立している人が多いです。「両立しているからすごい」とは一概には言えないですが、そういう人が集まっていると、自分は一緒に仕事していて楽しいなと思っています。また、会社全体としては、入社してから関わりがあった人は全員良い人ですね。

「はてなの人はみんな良い人なので、社内でコミュニケーションを取る際に何か困るようなことがあったら、それはたぶんコミュニケーションが足りていないだけ」と言っていたスタッフがいて、本当にその言葉通りだなと実感しています。


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