個人の問題を「チーム事化」してチーム感を高める | はてなで働く KGA にアンケート [#1]

こんにちは、id:hitode909です。今日から、はてなで働くエンジニアの生態を紹介する新シリーズを始めてみることにしました。
初回は、私も所属するマンガチームのテックリードのid:KGAにお話を聞いてみます。 前職でも現職でもBtoBでクライアントのいるアプリケーションを作られていて、そのこだわりなどを聞ければと思います。


id:KGAにアンケート

はてなidとその由来を教えてください

こんにちは id:KGA です。はてなidを取得した当時応援していた加護亜依さんの頭文字(KaGoAi)をお借りしてKGAというidをつけました。はてなでは日常的にはてなidで呼び合う文化なのですが、十数年経った今このidで日常的に呼ばれることになるとは夢にも思わなかったです。

id:KGAの様子

いつどんなきっかけで入社されましたか?

私は2008年に行われた初回のサマーインターンの参加者なのですが、インターン終了後は別の会社に就職し勤務していました。その後、数年経った2015年にサービス・システム開発本部長の id:onishi に声をかけてもらい中途で入社しました。

はてなでは新卒、中途、インターン終了後アルバイトを経てそのまま新卒入社など色々な経緯を経て入社してくるエンジニアがいますが、最近では私のようにインターンを経験した後、別の企業に就職してから中途でやってくる人も増えています。

現在の仕事を教えてください

出版社さんとの協業・受託サービスを開発するマンガチームに所属し、少年ジャンプ+Web版やとなりのヤングジャンプ、ジャンプルーキー!、コミックDAYSなどの開発に携わっています。いわゆるBtoBtoCで、出版社の方もサービスを使ってくださるユーザの方も大切なお客様です。

受託サービスといっても降りてくる仕様に沿ってそのまま作るのではなく、お客様が実現したいことに対してこちらから仕様を提案し機能を作っていくことも多く自社サービスと同様にやりがいのある仕事です。マンガチームの仕事の詳細は id:stefafafanエントリHatena Engineer Seminar #10id:tkzwtks の発表資料をご覧ください。

チーム内の立ち位置を教えてください

マンガチームのテックリードをしています。一口にテックリードといっても会社によってやることは様々だと思いますが、私の場合はエンジニアとエンジニアやディレクター、デザイナーの連携がスムースにいくようなハブとなることをまず意識しています。はてなにおけるテックリードに関しては過去の記事もご参照ください。また一エンジニアとしては最近だとコミックDAYSのもっとプレミアムプラン機能の開発に携わっていました。

今日一日の流れを教えてください

メインのタスクとして前日から引き続き不具合の調査と修正をやっています。ランチをはさみ午後はチーム内のエンジニア振り返り会(後述します)への参加と、メンティーとの1on1を予定しています。

はてなではエンジニア全員に他チームのエンジニアがメンターとしてつき少なくとも月一で1on1を実施し、目標設定とそのトラッキング、キャリアプランの相談、その他困りごとの相談、技術的な雑談などを行なっています。私はシニアエンジニアとして数名のエンジニアのメンターをしていて、ちょうど今日がメンティーとの1on1を入れているタイミングでした。

普段使っているHHKBはインターンの時から愛用している

最近うまくいったことは何ですか?

以前からチーム感をより高めたいよねというメンバー皆で話していたのですが、個々人が抱えている問題をチームの問題として共有し、「チーム事化」することでチーム感を高め、問題の改善のループをまわすために週次で振り返り会を実施するようになりました。振り返り会を実施する前から日々のタスクは何となくうまくまわっているなと考えていましたが、チームが抱える問題を全員で話し合い次のアクションを決めることでチームが以前よりも良い状態になっていると実感でき、全員で課題解決に取り組むことでチーム感も増していると感じます。

最近うまくいってないことは何ですか?

はてなではサービス開発チーム毎に拠点が分かれているということはなく、マンガチームでも京都オフィス・東京オフィスそれぞれにエンジニア・デザイナ・ディレクターが勤務しています。そういった状況だと、どうしてもオフラインでの会話や相談の方がやりやすく拠点をまたいでスムースに仕事をすすめるのが難しいときもあります。他のチームでもリモートメンバーとの働き方を改善するための取り組みを色々とやっていますが、マンガチームでもまだこれ!という正解を出せていないので日々模索中です。

ふだん大切にしていることは何ですか?

チームメンバーを信頼することです。テックリードなどの肩書きがつくと最初はなんでも自分でやろうとしてしまいがちですが、例えばチーム運用の仕組みを新しく作る時なども頭出しだけをしてメンバーの認識を揃え運用は持ち回りでやるなど、自分だけで全てやってしまうことがないよう心がけています。これはメンバーを信頼していなければできないことですし、負荷の分散や知見の属人化が避けられるなど副次的にも良いことが多いと思っています。

チームメンバーとスタンディングテーブルでペアプログラミングすることも多い

はてなはどんな会社ですか?

エンジニアに限らず全社員の根底に Evil なことはせずインターネットをよくしていこうという精神が根付いているなと感じます。これははてなバリューズに挙げられている項目をみなが体現できているからなのかなと思います。また、抽象的な言い方になってしまいますが「いい人」しかいないなとも感じていて、入社して3年半くらい経ちますが理不尽な思いをしたことや嫌な思いをしたことが一度もないです。誰と働くかという点を重要視している私の価値観ともマッチしています。


id:hitode909 おわりに

いかがでしたか? わたくしid:hitode909はスケジュールやプレッシャーに弱く、激辛麻婆豆腐を食べまくってバランスをとるタイプなのですが、KGAさんはその点どっしり構えられていて、きっとなんとかなるでしょうと 話されていたのが印象に残っています。そのとおり実際にぴったり間に合いました。
今回は頼れるテックリードid:KGAのご紹介でした。次回もマンガチームのid:onkのご紹介です。お楽しみに!

写真:id:aereal


はてなのWebアプリケーションエンジニアには、自分の担当サービスに積極的に関わっていく姿勢が求められます。技術の進歩のスピードが速いこの業界では、品質の高いコードを書くだけでなく、新しい技術へのキャッチアップも必須。技術はエンジニアの共通言語であり、他職種と連携するための道具です。技術に対する向上心を持つ仲間を募集しています。ご連絡をお待ちしております!

Webアプリケーションエンジニア職 転職・中途 - 採用情報
Webアプリケーションエンジニア職 新卒採用 - 採用情報

はてなでは、技術に対する向上心を持つ仲間を募集しています

はてなで働くエンジニアにアンケート カテゴリーの記事一覧 - Hatena Developer Blogはてなで働くエンジニアにアンケート カテゴリーの記事一覧 - Hatena Developer Blog