AWS Cloud Development Kit -CDK- Meetupではてなから新サービス事例などを紹介します

京都市中京区から参りました。アプリケーションエンジニア、id:aerealです。

来たる7月18日にAWS Loft Tokyoで開催されるAWS Cloud Development Kit -CDK- Meetupで、SREのid:cohalzとわたくしid:aerealがはてなにおけるAWS CDK活用事例についてお話しさせていただきます。

awsclouddevelopmentkitcdkmeetu.splashthat.com

この記事ではAWS CDKの簡単な紹介とそれぞれのトークの紹介をしたいと思います。興味を持っていただければぜひ上記イベントページから申し込みいただき、当日お会いしましょう!

AWS CDKについて

AWS CDKとはCloud Development Kitの略で、2018年8月にDeveloper Previewとして発表されたAWS上のリソース管理をTypeScriptやPythonといったプログラミング言語のコードとして記述・管理できるフレームワークです。

AWS上のリソース管理というとAWS CloudFormationや、AWSをはじめとしたクラウドプロバイダに対応した汎用構成管理ツールとしてTerraformなどを思い浮かべる方も多いかと思います。

インフラ構築・管理を専門としていないアプリケーションエンジニアであるわたしから見た、これら先行している構成管理ツールと比べたCDKの魅力は:

  • 汎用プログラミング言語の言語機能を活かせる
    • テスト
    • 各種抽象化の機能 (e.g. クラス、関数)
  • IDEの支援を受けやすい
    • コード補完
    • クラス・メソッドのドキュメント表示、定義元ジャンプ
  • CloudFormationのベストプラクティスが詰まっている
    • Construct Libraryによる

……などが挙げられます。

はてなでは、AWS CDK Meetupでお話しする予定のサービス・案件以外にも活用しています。

SREのid:taketo957によるブログも併せてご覧ください:

taketo957.hatenablog.com

CDKを用いたモダンなECSクラスタの構築と運用 id:cohalz

社内でも既に実績があり、多くのサービスでAmazon ECSの利用を検討しています。
その際の横展開を考え、CDKのライブラリとしてECSクラスタの構築や運用を行いやすくするもの作成しました。

GitHub - cohalz/cirrocumulus: Library to create an easy-to-use ECS cluster using AWS CDK

そのライブラリで何ができるのかについてと、CDKを用いたデプロイフローについてお話しする予定です。

また、このCDKライブラリをどのように開発してきたかという話もできたらと思っています。

新はてなキーワードとCDK (仮) id:aereal

先日開催されたHatena Engineer Seminar #12でお話ししたはてなブログ タグのインフラ構築にAWS CDKを全面的に採用しています。

インフラを専門としないアプリケーションエンジニア視点でのCDKの良さを、AWS CloudFormationを利用した経験と照らしあわせながらお話しする予定です。

Hatena Engineer Seminarでは紹介できなかったインフラ構成などにも切り込めたらと考えています。

おわりに

AWS CDKは構成管理のパラダイムを変えるエキサイティングなフレームワークなので、ぜひこれまで良く知らなかったというみなさまにも魅力が届けられたらと思います。

当日お会いできることを楽しみにしています!